トップ 令和4年度の取り組み 人をデトックスさせる場所。横のつながりを広げて、もっとたくさんの人の幸せを応援したい。

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2023.03.23

人をデトックスさせる場所。横のつながりを広げて、もっとたくさんの人の幸せを応援したい。

コミュニティ形成プロジェクトの担当であるコミュニティ婚活株式会社の代表取締役 松浦様にお話を伺いました。

一人一人に合った婚活を。九州でのスタート地点に選んだ古賀市の”空気が好き”。

あわえ:まず最初に、コミュニティ婚活さんの事業概要、共同事業体でのコミュニティ形成プロジェクトについて教えてください。

松浦様:私たちは、ウェルビーングが叶う婚活という理念を掲げて活動をしています。 今まで社会に根付いてきた婚活のイメージや結婚の価値観にとらわれずに、もっと自由に一人一人に合った婚活の形があってもいいよねと考え、コミュニティ型の婚活を実践をしている会社です。パートナーを求めている方限定のコミュニティ「MATCH MORE(マッチモア)」の運営や、地方自治体さんの婚活イベントのお手伝い、イベント後の継続的なコミュニケーションの場づくりをしております。今回のコミュニティ形成プロジェクトでは快生館を舞台に、古賀市内の事業者さんや住民の方たちと地域外から来た私たちとで、古賀ならではの良さを活かして人との繋がりを作っていくことで、地域に還元をしていくような活動をしております。

あわえ:コミュニティ婚活様には快生館にも入居もされていて、古賀市に進出されてから九州のコミュニティを立ち上げられたんですよね。

松浦様:はい。最初に快生館に行った時、車から降りた瞬間に「ここの空気が好きだな、住みたいな」って思ったんですよ。また、婚活ってプライベートな部分に触れるので、自治体さんからお断りされることが多いんです…でも、古賀市のご担当者さんは弊社が想定するイベントに対して、「いいですね、やりましょう!」って言ってくださって、器の広さを感じ、古賀市で 初めての地方進出というチャレンジをしたいなと思いましたね。九州コミュニティは、今は住んでいないけれど九州にご縁のある方も含めています。全国のMATCH MOREメンバーは現在160名ほどですが、この規模の拠点がいくつか全国にあるような形にしたいなと思っています。コミュニティって、あまり人数が多いと一人一人との繋がりが薄くなってしまうので、メンバー全員の顔が見える範囲で拠点を増やしていきたいです。

快生館がコミュニティメンバーにとって一つの居場所になったら…

あわえ:コミュニティ形成プロジェクトを進めるにあたって、やってみたいこと、1年後のビジョンはどのように描かれていましたか?

松浦様:何よりもまずは、MATCH MOREの中で古賀市や快生館が、メンバー皆さんにとっての”居場所”として認知されると嬉しいなと思っていました。他の地域の人たちも、福岡にはこういう場所があるんだよっていう風に思ってもらえたらなと。もう1つは、福岡県全体の中で多くの住民の方とのご縁ができて、そこに全国いろんな地域からMATCH MOREメンバーが行って交流をするっていう姿を想像していました。みんなでご飯食べて、お酒飲んで、そこでわいわいとするところから恋だったり、趣味仲間だったりっていうものを作っていくっていう姿。快生館の中で賑わっている場面が作り出せればって思い描いていましたね。

あわえ:実際に全国からMATCH MOREメンバーが来てくださいましたよね。コミュニティがあったからこそ、これだけ全国の方が古賀市に来られる機会ができたんじゃないかなと思います。

松浦様:そうですね。新しい場所に行こうって思う時、目的地に知っている人がいて迎えてくれることってすごく大きなことだなと思っています。そういうことの積み重ねで、だんだんと結婚したい人がその土地にできるとか、結婚して移住しても安心できるなっていう気持ちになっていくと思います。

何もない空間でどっぷりと人と関わる。だからこそ、自分をさらけ出す時間が過ごせる。

あわえ:この1年活動してみていかがでしたか?発見したことを教えてください。

松浦様:すごく自分をさらけ出してしまう雰囲気があったので、 参加した人同士の絆みたいなものは生まれたなと思っていて。普段すごく気遣ってる子がちょっと弱音を吐いたりとか、本音がぽろって出たりとか、泣いたり笑ったりしやすい場所だなってすごく思いました。別の機会に快生館に行ってるんだけど、「快生館のあそこがさ」みたいな感じで共通のキーワードで喋ることもできたので、あそこ行ったんだよねって人に言いたくなるような場所、そういう絆ができたのは快生館ならではでしたね。

あわえ:いつも楽しそうで皆さんすごく素敵でしたね。その中でも一番印象に残っていることは何ですか?

松浦様:一番面白かったのは、7月のイベントで引くほど大声で歌を歌っていた彼らですね(笑) 山登りやテトサウナ、温泉もあってっていうことはもちろんだけど、それ以上にみんなすっごい仲良くなっちゃって、お酒飲みながら全員で大きな声で歌を歌いました。大人がそんな大きな声を出していい場所ってあんまりないじゃないですか。普通だったら近所迷惑になってしまうことも、あの環境だからできたことで。良くも悪くも、他に行くところがあまりないから、もう覚悟を決めてあの場所でどっぷりとみんなと交流できる。そうすると、時間の流れがすごくゆっくりになるんですよね。本当に人をデトックスさせる場所だなっていう感じがしました。あんなに歌って笑って、眠るのがもったいないみたいな感じになって…素が出るし、すごく面白かったですね。

”オール古賀”で、ずっと居たくなる街にしていきたい。

あわえ:プロジェクトを通して感じた、今後の古賀市の可能性について教えてください。

松浦様: 古賀市に住んでいる方以外にも古賀市で働く方や古賀市に縁のある方の中で、これから出会いを求めている方はたくさんいるのかなと思っていて…例えば従業員さんたちを幸せにしたいなって考えているような古賀市の企業の経営者さんと一緒に、街にゆかりのある若者の交流の場、幸せを応援する場を一緒に作っていけたらいいなって思ってます。古賀市で働く人たちが横の繋がりも持てて、そこから結婚、ずっと街に居たくなるきっかけに繋がっていく応援ができるといいですね。プライベートな幸せって、やっぱり働き甲斐や生き甲斐っていうものに直結すると思うので、 お仕事を頑張ることもそうなんだけど、プライベートの充実、ウェルビーイングを叶えるっていうところも古賀市さんと一緒に取り組んでいけたらいいなと考えております。

あわえ:古賀市で働く海外の方も多くいらっしゃるので、結婚だけじゃなく友達づくりや語学などと色んな目的でのつながりを作って、その先に恋愛なり結婚があると素敵ですね。

松浦様:

そうですね。快生館でのイベントの時に、限界集落から来たコミュニティメンバーが「正直、これだけ人がいて若い世帯もいる、こんなに恵まれている場所でできないことなんて何もないです」って言っていたのが印象的でした。「そもそも自分の町には人がいないんですよ」って言っていて、衝撃的でしたね。上手くやればポテンシャルのある町なんだろうなってすごく思うんですよ。新しく入ってきた住民の方たちと事業者さん、市がもっと上手く連携できる場所やコトがあって、繋がりが強く持てるようになれば、可能性が広がる場所なのかなって思います。 

あわえ:このプロジェクトでは古賀市の結婚相談所ハッピーハイウェイさんとコラボレーションされましたね。そんな連携が続いていくと、古賀市の可能性の広がりに繋がるのかもしれないですね。

松浦様:そうですね。ハッピーハイウェイの杉本さんとも、今後もっと連携を強めて、お互いにとって良い形でのイベントができるようにやっていきましょうとお話していました。私自身が地方に住んだことがない中でのチャレンジだったので、色んな可能性を探ってなんとか形にしようともがいた場所でもあり、自信になった部分もありつつ、すごく成長させていただいた1年間でしたね。コミュニティメンバーに楽しんでもらうことや、快生館の方たちとの交流はできたと思っているんですが、快生館周辺以外、古賀市全体で連携しながらやりたかったなっていう思いがすごくあります。古賀駅前の活性化プロジェクトの方や他の進出企業さんとも連携して、”オール古賀”みたいな感じでもっとやっていきたいです。また、古賀市内だけじゃなくて、周辺地域の皆さんも巻き込んで、そこで幸せになっていただけるようなものを一緒に作り上げていけたらいいなって思います。

人をデトックスさせる場所。横のつながりを広げて、もっとたくさんの人の幸せを応援したい。
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