ITと自然と温泉と。非日常感から得られる新たな”コト”
ワーケーションプロジェクトに参加いただいた株式会社Fusicの清家史郎さんにお話を伺いました。
興味のある分野にITでチャレンジする仲間たちがいる出社したくなる職場
あわえ:まず初めに株式会社Fusicさんの事業について教えていただけますか?
清家様:ITを活用した事業を展開しています。お客様のご要望をお伺いしてオーダーメイドでWebシステムを作る受託開発や、AI/IoTなどといった先進技術を用いたシステム開発、クラウドインフラ(AWS)の導入支援といった事業を展開しています。また、自社プロダクトとして、360度フィードバックのWebシステム「360(さんろくまる)」や連絡サービス「sigfy」の提供もしています。いわゆるITの会社ですね。
社長は宇宙が大好きで、宇宙に関わる仕事を行ったりもしています。自分たちの興味がある分野でITが活用できる倫理観を損なわないことであればなんでもやるので、事業の領域はすごく広いですね。
あわえ:今やIT技術はどの分野でも必要とされていますね。清家さんは会社の中でも開発をするエンジニアとのことですが、普段はリモートワークをされることが多いのでしょうか。
清家様:リモートでも仕事はできるのですが、比較的、出社しているメンバーが多いです。リモートワークをする人も増えることを想定してフリーアドレス制に変えたのですが、何かあると座りきれなくて溢れるなんていうことも(笑)僕も特に何もなければ出社しますね。社内で部活動があったり、仲が良い方だと思います。特に軽音部は活動的で、年に何回かライブをしているみたいですよ。
あえて”仕事”から離れることで生みだされる”自由な発想”が仕事につながる。
あわえ:快生館には20数名と大人数の合宿でご利用いただいたとか。ワーケーションや合宿は定期的に実施されているのでしょうか?
清家さん:時々、あえて仕事場から離れた場所で合宿をしています。リーダーシップ研修では糸島に行きました。今回快生館を利用したのは、3ヵ月に1回ほど定期的に開催している開発合宿としてです。名前の通り、開発をすることが合宿の目的なのですが、作るのは商品ではないんです。やっぱり僕たちのようなエンジニアは常に学び続けなくてはいけないのですが、仕事として取り組みすぎると、純粋に開発を楽しむ気持ちを忘れそうになるんですよ。だから、開発合宿では仕事することを禁止しています。参加するメンバーはみっちり8時間、自分のやりたいことをやるんです。
あわえ:仕事を禁止するって大胆なことのように思いますが、すごく素敵ですね。業務から離れる時間があることで新たな発見もあるのでしょうね。大事なことだと思います。
清家様:そうですね。良い時間です。すぐにはお客さんに提供できない商品やサービスを試作することもできるので、結局は仕事にもつながっていますし、メンバーのストレス発散にもなるのですごく良い仕組みだと思います。業務時間として自分のやりたいことに没頭できるので、特別な理由がなければ行きたいっていうメンバーが多いですね。僕も基本的には毎回参加するようにしています。
あわえ:それは行きたいですよね。参加するメンバーは開発の方だけなのでしょうか?
清家様:もともと開発合宿はエンジニアが対象だったのですが、事業推進部門のいわゆるコンサルタントやセールスで学んで成果発表をしたこともあるようです。あと、僕たちの製品はITに特化していてエンジニアとコンサルタントのコミュニケーションが絶対に発生するので、お互いのことをわかりあえる良い機会にもなっています。
自然とITの共存。それこそ”非日常”
あわえ:開発合宿として快生館に滞在してみていかがでしたか?
清家様:普段を忘れて開発に没頭してもらいたいという目的にすごく合っていたなと思います。快生館の近くを車で走っているときに鹿が横切ったんですよ。驚きましたが、すごく非日常を感じたんですよね。少し車で走ると住宅街があって、”ちょうどいいな”と思いました。
あわえ:とても集中されていたのか、中には遅い時間まで作業されていた方もいたと聞きました。
清家様:そうですね。人それぞれではありますが、自分のやりたいことができるので時間を忘れて没頭していたのでしょうね。ひとつの部屋だけではなくフリースペースなどいろいろな場所を利用できたので、煮詰まったときに気分を変えることもできました。あと、快生館は温泉に入るという選択肢があるのも良いですね。僕も疲れたら温泉に入ってリフレッシュしました。特に朝の誰もいない時間は独占しているような開放感がありました。温泉に入るとリフレッシュして頭が切り替わるので、アイデアがわいてくるというか。作業の効率が上がりましたね。
あわえ:とても快適にご利用いただいたのではないかと思っています。その証に実は次回のご利用も決まっているのだとか。
清家様:そうなんです。それは開発合宿ではなくて、別部門の合宿なのですが。開発合宿がとても良かったと噂になっているようで、僕のところにも「どうだった?」って感想を聞きに来る人がいたので「良かったので利用してみるといいよ」と答えたんです。
さらに、実は開発合宿の方でも快生館がいいんじゃないかという意見が多くて、改めて問い合わせさせていただいているところなんです。
快生館は鹿が通るような自然環境の中にありながら、ネット環境がしっかりしているのもありがたいですね。ITエンジニアはネット環境がないとチカラが一気に4分の1くらいになるので(笑)
あまり頻繁に利用すると非日常感がなくなってしまうので、また少し期間を開けて利用したいです。
自分と向き合い”何か”を生みだす場所。
あわえ:すでにフル活用していただいていることとは思うのですが、今後”快生館がこんな場所になってほしいな”っていう可能性を感じる部分があれば教えてください。
清家さん:都会から切り離されたロケーションが一番の魅力だと思うので、僕は”何かを生み出す場所”であったり”自分と向き合う場所”なのかなと。
普段は会社以外で仕事をする時は自宅でテレワークをしているのですが、もし近くに住んでいたらアイデアや何かを生み出したいときに快生館内を使いたいなって思いました。気持ちの問題だとは思いますが、何かを生み出す時や自分と向き合う時って住居のある町から出るなど、普段の生活から離れるということが大事なのかもしれないですね。
僕たちの仕事はインターネット環境がないと困りますが、快生館のように程よく自然がある場所を求めているんだと思います。
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